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百番観音(相模原市文化財)・安産守白子観音を祀る観音霊場

TEL. 042-762-2947

〒252-0136 神奈川県相模原市
緑区上九沢264

大施食会EVENT

大施食会

大施食会(だいせじきえ)

法話:梅宗寺大施食会とは?

梅宗寺では毎年10月11日に大施食会(だいせじきえ)を行っています。当日は相模原市の曹洞宗(そうとうしゅう)寺院を中心に15ヶ寺の御住職、副住職を梅宗寺にお招きし、梅宗寺檀家各家のご先祖様に対する合同供養の読経(どっきょう)が行われます。

檀家の皆様には塔婆
(とうば)をお申込みいただき、多くの皆様のご参列のもと盛大な法要となっています。

梅宗寺では大施食会をとても大切な仏教行事と考えています。


<ご縁に支えられて生かされている(縁起)>

私たちはただ一人で生きているのではなく、多くのご縁
(えん)とのつながりによって支えられて生かされている存在です。

私の身体や心は、私が作り出したものではありません。身体や心は両親からいただいたものです。両親の身体や心も祖父母からいただいたもので、はるか昔から親から子へと受け継がれてきた命が、私までつながってきました。

そして、私たちは身体を維持するために、呼吸をし、水分を補給し、動物や植物の命を食物としていただいて暮らしています。また、家族や友人をはじめ、これまで出会ってきた多くの人びととともに、様ざまな経験をすることによって、心を育んできました。今ある私の身体や心は、すべて両親をはじめ、私が出会ってきた多くの人びと、動物や植物、さらには大自然からいただいたもので、私だけで存在しているものはないのです。

人間や動植物など生きとし生けるすべての命や大自然とのつながりは、地球全体、宇宙全体まで広がります。そして、宇宙全体までに広がるつながりの中で、多くの命に支えられ、生かされている姿が、私たちの本来の姿なのです。

大施食会では私まで命をつないでいただいたご先祖様に対して報恩感謝
(ほうおんかんしゃ)の気持ちを込めて供物(くもつ)や塔婆(とうば)をお供えします。さらに、私の命を支えてくださっている多くの人びとや動物、植物など生きとし生けるすべての命に対しても、ご先祖様と同様に感謝し、共に供養するのが大施食会の目的です。


<施食会の起源>

お経による施食会の起源は『瑜伽焔口経
(ゆがえんくきょう)』『救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)』とされています。

お釈迦様
(おしゃかさま)の弟子の阿難尊者(あなんそんじゃ)が修行している時に、焔口餓鬼(えんくがき)が現れて「三日後にお前の命は終わって餓鬼(がき)になる」と告げられました。阿難尊者がお釈迦様に相談したところ、陀羅尼(だらに)を唱え、餓鬼に食を施せば、寿命を延ばすことができるとのことでした。


<むさぼりの心(煩悩)>

餓鬼
(がき)とは「自分だけ」という私利私欲(しりしよく)の心に執着(しゅうじゃく)し、貪り(むさぼり)を繰り返す姿を表しています。お釈迦様はこの貪りの心(煩悩 ぼんのう)は、多かれ少なかれ誰の心にもあると説いています。

例えば、自分の好きなものや欲しいのもを、たくさん手に入れたいという思いは誰にでもあると思います。しかし、それに執着し過ぎて、自分のことだけしか考えず、必要以上に求めるようになると、周囲の人びととの関係が崩れ、トラブルの原因となります。

また、お釈迦様は、この貪りの心は際限がなく、ヒマラヤ山脈をすべて黄金に変えても尽きることがないと説かれました。つまり、貪りの心が大きくなり過ぎると、たとえ欲しいものを手に入れても、満足感が得られることはないということです。


<感謝を込めて施す(布施)>

お釈迦様の弟子である阿難尊者
(あなんそんじゃ)でさえ、無意識のうちに貪りの心(煩悩)におちいってしまい、自分中心の考えになっていたのです。お釈迦様はこのような人間の心の弱さを見抜き、周囲の人びとに積極的に施すことを勧めました。そして、いつまでも周囲の人びと、そして私の命を支えてくださっている生きとし生けるすべての命への報恩感謝(ほうおんかんしゃ)の気持ちを忘れないように、施食会の法要を行ったのです。


このような教えが大施食会のもととなり、法要では供物
(くもつ)や塔婆(とうば)を供え、近隣の御住職にご協力いただき陀羅尼(だらに)を唱えて供養を行っています。

ぜひ、大施食会を目的をご理解いただき、法要にご協力いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。


バナースペース

曹洞宗巨福山梅宗寺

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神奈川県相模原市緑区上九沢264

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