1597(慶長2)年、相模原市緑区根小屋の功雲寺第10世柳山洞絮大和尚によって「梅宗庵」として開山。
1723(享保8)年、第4世禅参補教大和尚によって「梅宗寺」と寺号を改めました。
1884(明治17)年、隣家の火事が延焼し本堂等が全焼。当時は新建立が困難なため、田名の宝寛寺旧本堂を買い受け移転改築しました。
明治の大火事から118年。2002(平成14)年に新建立されました。
御本尊は釈迦牟尼仏(中央)。脇侍は獅子に乗る智慧の文殊菩薩(右)と白象に乗る慈悲の普賢菩薩(左)。
1716(正徳6)年2月12日、第4世代に造立。施主は瀬間六兵衛氏。これらの記録が平成の大改修の時に本尊様の体内札より発見されました。
現在の姿は2002(平成14)年に改修したものです。
曹洞宗の御本尊は釈迦牟尼仏と両祖(高祖道元禅師・太祖瑩山禅師)です。(→ 曹洞宗公式サイト)
高祖道元禅師 どうげんぜんじ(右)
曹洞宗の開祖。大本山永平寺(福井県)を開山。
太祖瑩山禅師 けいざんぜんじ(左)
曹洞宗第四祖。大本山總持寺(神奈川県)を開山。
頭をなでて誓いましょう
一なで 「正直」
二なで 「忍耐」
三なで 「奉仕」
達磨大師(だるまだいし)はインドから中国に坐禅を伝えた方で、曹洞宗の祖師の一人です。
願い事を念じながら観音像を持ち上げる。
軽く感じたら祈願成就。
重く感じたら願いを考え直す必要あり。
※現在は石が崩れやすくなっているので持ち上げられません。
梅宗寺の墓地を守る地蔵菩薩。
慈悲深いお地蔵さんは、亡くなった方々が苦しまずに、仏さまとして安心して過ごせるように見守ってくれています。
子年:千手観音菩薩 丑年・寅年:虚空蔵菩薩
卯年:文殊菩薩 辰年・巳年:普賢菩薩
午年:勢至菩薩 未年・申年:大日如来
酉年:不動明王 戌年・亥年:阿弥陀如来
生まれ年の守り本尊がお詣りできます。(→ 詳細)
※百番観音堂内には八尊仏の御守があります
養蚕の神・蚕影明神を祀る祠。
大正時代に蚕影神社が梅宗寺境内に移築され、昭和30年代頃までは10月18日(観音様の日)に百番観音堂と合わせて縁日が開かれ、賑わっていました。
2012(平成24)年、現在の祠に遷座しました。
蚕影神社には頭上に桑の葉の冠をのせ、繭玉を持つ蚕影明神(金色姫)が祀られています。
御神像は笹野恵三氏によって彫刻され、1925(大正14)年4月21日に奉納されたものです。
祠の前にある蚕影明神碑(昭和初期)
裏には「在常陸本社十回参拝記念 寄付者八木武蔵」と刻まれています。
常陸本社は、茨城県つくば市にある蚕影神社で全国にある蚕影神社の総本社。金色姫伝説があり、養蚕発祥の地と伝えられています。
南山禅師は上九沢村名主笹野政右衛門の次男で1756(宝暦6)年の生まれ。
長徳寺(大島)、南光寺(田名)で修行し、11歳の時に江戸高輪の東禅寺に移りました。その後、仙台藩主伊達重村公に気に入られ、1793(寛政5)年、仙台の瑞鳳寺第14世住職となり、伊達家の政治顧問格になりました。
上九沢出身の名僧の遺徳を偲び、1962(昭和37)年に顕彰碑が建てられました。(→ 詳細)
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